出雲市議会 平成26年度第2回(9月)議会が開会中で、2014/9/18(木)19(金)21(火)に平成25年度決算を審査する決算委特別員会が開催されました。
私(湯淺啓史)は、初めての決算特別委員会に望んだところです。
出雲市議会では、決算案件は一括して決算特別委員会にて審査します。また、予算案件は一括して予算特別委員会で審査を行います。
議員の半数が予算特別委員会に、別の半数が決算特別委員会に所属し、1年で入れ替わる仕組みです。
交代時期は当初予算前となっており、予算特別委員会に所属した者は、当初予算、6月補正、9月補正、12月補正を担当します。翌年は入れ替わって決算特別委員会に所属する事となり、当初予算から審査に加わった予算の決算を担当する運びです。大変合理的な仕組みだと感じています。

平成25年度 決算審査

決算書(515ページ)、事業別決算説明書(723ページ)はかなり歯ごたえがありました。
事業別予算説明書は、事前にある程度読み込むと付箋だらけの状態となります。
その中で、事前に担当課に確認すれば良いものと、委員会で質問すべきものとを自分なりに別けていきます。
視点は、「事業の必要性」「予算額との差異」「市の方向と事業との整合性」などとなりますが、今回特に気に掛けたのは、各分野の状況把握と事業執行との関係性です。

具体的には、学校施設、都市公園、街路など長寿命化が必要なものについて、全体の状況把握がどのようになされているか?その把握から整備計画がどのように立てられているか?という視点などを重視しました。

必要なタイミングで適切な対応をとるために

学校関係の施設やコミュニティーセンター、都市公園、街路などは、その管理や修繕に毎年かなりの予算が使われます。予算がふんだんにあるのであれば、次々と新しいものに更新していけば良いのですが、現在の財政状況や人口減少、少子高齢化が進む将来予測の中では、それぞれの施設をできるだけ長持ちさせる方向で管理して行かなければなりません。そのためには全ての施設等の状況をリアルタイムで把握し、必要なタイミングで適切な修理や部分改修などを行っていく事が重要となります。
しかしながら、緊急性を要する案件の発生や、現場の要望との整合性を計らなければならない案件など、担当課の手腕が問われるケースが多くなっていくと思われます。
そのよう中では、これまでありがちだった「予算枠の配分」というやり方を脱し、大胆な決断による適切な予算執行が望まれます。場合によっては集中して整備することも必要です。

必要なタイミングで適切な対応が可能となるよう、電算システム等の導入見直しも視野に入れた再検討が必要と感じました。

指定管理者制度を導入した施設等の決算審査

指定管理者制度は、平成15年(2003)9月の地方自治法の一部改正により、「公の施設」の管理に関する制度が改正されたことによって創設された制度です。それまでの管理委託制度が指定管理者制度へ移行し、現在の施設の管理は直営もしくは指定管理者制度のいずれかで行うこととされています。
公の施設の管理に民間事業者等が有する能力を活用することにより、住民サービスの向上や経費の節減等を図り、施設の設置目的を効果的・効率的に達成することを目的としています。
出雲市Webサイト「指定管理者制度とは」より

指定管理者制度を導入した施設等の決算審査は、時に困難なものとなります。
それは、指定管理者となる団体が複数の施設管理の指定を受けているケースです。更に施設に限定されずソフト事業をも請け負っているケースなどでは、より慎重な対応が必要となります。
幾つもの施設の指定管理を行っている団体である場合には、人件費などが施設毎に整理しきれない事例もあり、「事業別決算説明書」に記載されていることだけは実態が理解できない事があるからです。
包括外部監査で示されている事柄なども参考にしながら読み解いていく必要もあると感じました。